JIA建築家大会 2015金沢

フォーラム

みんなのフォーラム

9/17(木)13:15-15:00

みんなフォーラム01 / まち×建築-金沢のまちづくり-

元市長山出保氏は、5期20年にわたり金沢のまちづくりを牽引し、歴史に責任を持つことと、新しい時代の創造に挑戦することの両面の業績が高く評価されている。また、金沢市民芸術村、金沢21世紀美術館、鈴木大拙館の建設や茶屋街、寺院郡の保存を起など、個性豊かな金沢を築いてきた。本フォーラムでは、山出氏のまちづくりの哲学をご披露いただき、氏と共に協力してきた3氏を迎え、今後の地方都市のまちづくりのあり方を考える。
[ 会場 ] 蓮昌寺

※会員・一般参加共に定員に達しましたので、受付を締め切らせていただきます。

[ 登壇者 ]

山出保

山出 保前金沢市長

前金沢市長。1931年金沢市生まれ。1954年から金沢市役所に勤め、90年金沢市長に初当選。5期20年在職。その間2003年から全国市長会会長を2期4年務める。日本建築学会文化賞など受賞多数。著書『金沢の気骨』(北国新聞社)、『金沢を歩く』(岩波新書)。

佐々木雅幸

佐々木雅幸同志社大学 特別客員教授

同志社大学 特別客員教授。1949年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程終了。京都大学博士(経済学)、金沢大学教授、立命館大学教授、大阪市立大学大学院教授などを経て、2014年現職。文化庁文化芸術創造都市振興室長、創造都市ネットワーク日本の顧問も兼任。

福光松太郎

福光松太郎株式会社福光屋 代表取締役社長

株式会社 福光屋 代表取締役社長。寛永2年(1625年)創業の酒造業・福光屋十三代目。金沢経済同友会副代表幹事、金沢酒造組合理事長、日本デザイン振興会理事など兼務。まちづくり、文化、経済など幅広い分野で活動。1999年金沢市文化活動賞、'10年藍綬褒章受章をはじめ受賞多数。

水野一郎

水野一郎登録建築家、金沢工業大学教授、(株)金沢計画研究所顧問

登録建築家、金沢工業大学教授、(株)金沢計画研究所顧問。1941年生。大学に勤めながら公共や民間の建築設計や地域のまちづくりを行っている。その活動では、地域の社会や環境に密着して引き出した個性やエネルギーを建築や地域づくりに反映させることを目指している。建築作品に「金沢市民芸術村」、地域計画に「伝統工芸とまちづくり」等がある。

9/17(木)15:15-16:45

みんなフォーラム02 / 幸福×建築-福祉でつなぐ地域の力-

人口減少・超高齢化という現在直面する社会問題は地方創生の名の下、数々の取組みが全国で今始まろうとしており、そうした取組みは実は福祉との関連性が極めて深い。 第一部は分け隔てなく共に生きる社会を目指し、「Share金沢」などで福祉による地域づくり・街づくりを実践する雄谷良成氏が講演を行う。第二部では福祉や街づくりを専門とする園田眞理子氏、雄谷氏の考えに共感した「Share金沢」の設計者、西川英治氏が加わり、3者で今後の地域づくり・街づくりのあり方を考える。
[ 会場 ] 蓮昌寺
[ 登壇者 ]

雄谷良成

雄谷良成社会福祉法人佛子園理事長 普香山蓮昌寺住職

1961年金沢市生まれ。金沢大学卒業後、青年海外協力隊、財団法人フンダシオン・オーサカセンター長、北國新聞社、金城大学非常勤講師等を経て、現在は社会福祉法人佛子園理事長 普香山蓮昌寺住職を務める。

園田眞理子

園田眞理子明治大学理工学部教授

1957年石川県生まれ。千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了後、市浦都市開発建築コンサルタンツ、日本建築センターを経て、現在、明治大学理工学部教授。高齢社会の住宅・住環境計画について、研究、政策提言を行っている。

西川英治

西川英治株式会社五井建築研究所 代表取締役

1952年石川県生まれ。神戸大学工学部建築学科卒業後、五井建築研究所入所。現在、五井建築研究所 代表取締役。前JIA北陸支部長。2001-2015年金沢工業大学非常勤講師を務める。

9/17(木)17:00-18:30

みんなフォーラム03 / 職人×建築-これからの職人像を考える-

建設業界で担い手不足が叫ばれて久しいが、一方で新しい職人像、建設業の形態、職人を育てるプロセスも生まれ始めている。第一部では建築家であり、職人でもある岸本氏の仕事を通して建築に対する考え方を学んだ後、二部のパネルディスカッションでは石動氏に左官業の中での新しい展開を、新迫氏に富山国際職藝学院の取組や富山市岩瀬地区での仕事についてご紹介いただき、みんなで新しい建築環境のあり方、職人のスタイルについて探る。
[ 会場 ] 蓮昌寺
[ 登壇者 ]

岸本耕

岸本耕株式会社吉川の鯰 代表

2001年芝浦工業大学建築学科卒 在学中に田中文男の門を叩き大工修行開始、2009年株式会社吉川の鯰設立、食と暮らしを提案するなんてんcafeも経営 
主な仕事:香山壽夫自邸『谷中の町家』、他 住宅・数奇屋建築

石動嘉信

石動嘉信株式会社イスルギ 取締役左官事業部副部長

1981年石川県金沢市生 2004年神戸大学工学部建設学科卒 2006年神戸大学大学院自然科学研究科建設学専攻修了、清水建設株式会社入社。2012年株式会社イスルギ(左官工事請負業)入社。現在:取締役左官事業部副部長

新迫弘康

新迫弘康一元(イチモト)大工代表

一元(イチモト)大工代表 1992年 富山大学卒業 同年市内の工務店入社 1995年 富山職藝学院入学 1997年 同学院助手として勤務。2000年より個人事業(大工)を始め現在に至る。
主な仕事:岩瀬旧森家土蔵群 中太閤山の家(2014富山県建築賞入選)

山岸敬広

山岸敬広株式会社山岸建築設計事務所 代表取締役

JIA登録建築家 2001年芝浦工業大学建築学科卒 2003金沢工業大学大学院建築学専攻卒 香山壽夫建築研究所入所 2008年山岸建築設計事務所入所 現在:代表取締役。
主な作品:金沢市立小立野小学校、白山室堂雷鳥荘 等

9/17(木)17:00-18:30

みんなフォーラム04 / 編集×建築-パブリック・リノベーション イノベーションによる新しい宿泊はどこへ向かう?-

不動産、企画、設計…建築案件をトータルでデザインするR不動産の馬場氏と小津氏。第1部の講演では、住宅など個の暮らしの空間から、商業施設や公共施設などよりパブリック性の高い空間へと可能性を広げるリノベーションの手法や思想を学ぶ。2部の鼎談では、東京・谷中で「最小文化複合 施設」から、まちを味わうためのネットワーク型の宿泊施設を営む宮崎氏を迎える。いま、観光ビジネスに期待が集まるなか、イノベーションによる新 しい宿泊はどこへ向かうのか?建築物ストックを活用し、新しい価値を生み出すためのデザイン、空間の運営の仕方について考える。
[ 会場 ] 玄門寺
[ 登壇者 ]

馬場正尊

馬場正尊東北芸術工科大学 准教授

1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。(株)博報堂、雑誌『A』の編集長を経て、2003年OpenA Ltd.を設立。同時期に始めた「東京R不動産」のディレクションを務める。2008年より東北芸術工科大学 准教授。

宮崎 晃吉

宮崎 晃吉東京藝術大学建築科 非常勤講師

1982年群馬県生まれ。一級建築士。2008年東京藝術大学大学院美術研究科建築設 計 六角研究室を修了後、2008年~2011年㈱磯崎新アトリエに勤務。現在は、東京谷中の木造アパートを改修した施設HAGISOを拠点に、建築設計、会場構成、プロダクトのデザインを手がける。東京藝術大学建築科非常勤講師。

小津誠一

小津誠一有限会社E.N.N.

1966年金沢市生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業。建築設計事務所勤務、京都精華大学非常勤講師などを経て98年studio KOZ. 設立。その後2003年(有)E.N.N.を設立し、建築設計チーム「studio KOZ.」、不動産チーム「金沢R不動産」などを率いる。

建築フォーラム

9/18(金)09:30-11:50

建築フォーラム01 / 環境シンポジウム2015-建築の魅力と環境性能-

市民が直接触れる大規模公共建築から住宅まで、美しい佇まいの建築が優れた環境性能を併せ持ち、長く生き続ける社会資産となることが求められている。金沢をはじめとする全国の都市や地域社会に環境性能にも配慮された美しい建築が産み出される為に今求められている最優先の課題は何か、環境工学研究者、環境政策専門家、ベテラン・若手の環境エンジニアを招き、JIAの建築家と共に課題を明らかにしてメッセージを社会に発信する。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / レクチャーホール

※会員・一般参加共に定員に達しましたので、受付を締め切らせていただきます。

[ 登壇者 ]

前 真之

前 真之東京大学工学部建築学科 准教授

1975年広島県出身。東京大学大学院工学科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2003年建築研究所研究員、2004年より東京大学大学院工学系研究科建築学専攻客員助教授。2008年より准教授。住宅の外皮や設備・自然エネルギー利用を研究テーマとし、全国21箇所の環境省エコハウスの実測を担当。主な著書/「エコハウスのウソ」(日経BP)。

小林光

小林 光 慶應義塾大学政策・メディア研究科 特任教授

慶應義塾大学経済学部卒業、東大まちづくり大学院修了、パリ12大学都市研究所満期退学。博士(工学)。環境庁入庁。地球環境局長、大臣官房長、事務次官などを歴任。退官後、2011年より慶應義塾大学教授(2015年から特任教授)。自宅のエコハウス化でも有名。編著書に「エコハウス私論」「低炭素都市」など。

小林光

小林 光東北大学工学科研究都市 建築学専攻 サステナブル環境構成学分野 准教授

東北大学工学部建築学科卒業、東京大学建築学専攻博士課程修了。大成建設株式会社設計本部を経て、2013年より東北大学准教授。空気調和・衛生工学会論文賞、同振興賞、電気設備学会賞開発奨励賞等を受賞。

清野新

清野 新 Arup 環境整備エンジニア

1989年東京都生まれ。東京大学建築学科卒業、同大学院修了。2014年よりArup Japanにて環境設備エンジニアとして勤務。

末光弘和

末光弘和株式会社SUEP. 代表取締役

東京大学建築学科卒業、同大学院修了。伊東豊雄建築設計事務所を経て2007年〜SUEP。 2009〜11年横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手。2011年〜SUEP代表取締役。 現在、横浜国立大学・東京理科大学・日本大学非常勤講師。住宅建築賞、JIA環境建築賞、第27回吉岡賞等を受賞。

野沢正光

野沢正光JIA環境会議 議長

東京藝術大学美術学部建築科卒業。大高建築設計事務所を経て野沢正光建築工房設立。現在、武蔵野美術大学客員教授、横浜国立大学工学部・法政大学大学院非常勤講師。著書に『環境と共生する建築』『地球と生きる家』『パッシブハウスはゼロエネルギー住宅』など。

9/18(金)10:15-11:45

建築フォーラム02 / 継承×建築-建築のスピリットをつなぐ-

大会テーマ「みんな力」の、水平方向のつながりに加え、時間軸からとらえた垂直方向のつながり・・・みんなの多様な思想や経験・・・を共有、継承し、「みんな力」をより高めていく。講演では師や先達からどのような影響を受け、自身の形成の糧となったかについて、菊竹清訓氏を師とする伊東氏、伊東氏を師とする妹島氏に講演いただく。鼎談では、「伊東塾」の試みなど、これから継承していきたいことについてもお聞かせいただき、「みんな力」につなげていく。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21

※会員・一般参加共に定員に達しましたので、受付を締め切らせていただきます。

[ 登壇者 ]

伊東豊雄

伊東豊雄

1941年生まれ。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」など。 日本建築学会賞作品賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。

妹島和世Photo/Takashi Okamoto

妹島和世SANAA

1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院を修了。伊東豊雄建築設計事務所を経て、1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年プリツカー建築賞を受賞。

竹内申一

竹内申一金沢工業大学建築デザイン学科准教授

1968年愛知県生まれ。1992年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修了。1993年~2004年株式会社伊東豊雄建築設計事務所。2005年~竹内申一建築設計事務所を主宰。2011年~金沢工業大学建築デザイン学科准教授。

9/19(土)09:15-11:00

建築フォーラム03 / 公共性×建築-「みんなで創る建築」の未来-

国の大きな方針として「地方創生」が謳われ地方発の新たな魅力創出が期待されている。また「人口減少」「高齢化」といった現代社会の抱える問題に対し、新しい社会の骨格づくりが急務である。そうした大きな社会変化を受けて、これからの公共性の新たな可能性を探っていきたい。第一部では工藤氏、第二部では中村氏よりこれまでの経験を踏まえた未来の公共性の在り方を、第三部では金沢のまちづくりを視点に内田氏を迎え、多角的な視点から公共性のあるべき姿を考察したい。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21

※会員・一般参加共に定員に達しましたので、受付を締め切らせていただきます。

[ 登壇者 ]

工藤和美

工藤和美東洋大学教授

1960年福岡県出身。横浜国立大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院博士課程修了。86年シーラカンス協同設立。98年シーラカンスK&Hに改組、現在東洋大学教授。受賞:JIA日本建築大賞(2014)。書籍「図書館をつくる」。

中村拓志

中村拓志株式会社NAP建築設計事務所

1974年東京都生まれ。明治大学理工学部建築学科卒業。同大学大学院修了。隈研吾建築都市設計事務所を経て2002年NAP建築設計事務所設立。
主な作品「狭山の森 礼拝堂」、「Ribbon Chapel」、「Optical Glass House」他。
受賞歴 、JIA環境建築賞最優秀賞、日本建築家協会賞、JIA優秀建築賞。

内田奈芳美

内田奈芳美埼玉大学准教授

1974年福井市生まれ。ワシントン大学都市計画学科修了、早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了、日本学術振興会特別研究員、金沢工業大学講師等を経て、2014年埼玉大学准教授就任。専門:まちづくり、都市計画。受賞:日本建築学会奨励賞(2010)。訳書「都市はなぜ魂を失ったか」

吉村寿博

吉村寿博吉村寿博建築設計事務所

1969年鳥取県生まれ。横浜国立大学卒業。同大学院修了。妹島和世建築設計事務所/SANAAを経て2004年吉村寿博建築設計事務所設立。2007年CAAK: Center for Art & Architecture, Kanazawa 協同設立。

9/19(土)11:15-13:00

建築フォーラム04 / 防災×建築-コミュニティをキーワードに、東北・北陸の実践から学ぶ-

防災に関わるカテゴリーは、地球環境・土木・都市計画・建築・社会工学・人間行動学等多岐に渡るが、今回のフォーラムではコミュニティをキーワードとして震災以降の具体的事例を学びたい。一部では、東北で現在まちづくり市民団体の活動に建築家として参加している西田氏に、二部では、北陸のこの地で活動を行っている萩野氏、真野氏から活動報告いただき、三部では登壇者三名によるフリートークから、建築家が今できること、未来につなぐべきことを考えたい。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21
[ 登壇者 ]

真野洋介

真野洋介東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻准教授

東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻准教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院博士課程修了、博士(工学)。2003年より現職。専門・専攻分野:都市計画、住環境・まちづくり、都市変容と建築形態。業績:石巻市松川横丁復興支援プロジェクト等多数。

西田司

西田司株式会社オンデザインパートナーズ 代表

(株)オンデザインパートナーズ代表。1999年横浜国立大学卒業、2004年オンデザインパートナーズ設立。2012年The University of British Columbia(UBC)非常勤講師。2013年東京大学非常勤講師、東京理科大学非常勤講師、京都造形芸術大学非常勤講師。業績:「ISHINOMAKI 2.0」による被災地の復興支援等多数

萩野紀一郎

萩野紀一郎萩野アトリエ・まるやま組代表

萩野アトリエ・まるやま組代表。東京大学卒業、同大学院修了後、香山アトリエ、東京大学助手、ペンシルベニア大学大学院修了。工学博士(東京大学)。1998年萩野アトリエ設立。日本とアメリカで設計、研究、教育活動を行う。2004年能登へ本拠地を移転。金沢工業大学・金沢美術工芸大学非常勤講師、輪島土蔵文化研究会前理事長。業績:能登輪島の土蔵修復活動や里山保全活動等多数

9/19(土)14:00-15:45

建築フォーラム05 / 工芸×建築-工芸建築の可能性-

内藤氏が手掛けた金沢市内中心部にある中村邸は、陶芸家中村氏が「うつわ」と「空間」の関係領域の拡張・展開を考えた、建築家と工芸家のコラボレーションによる作品である。建築が工業製品化していくなか、内藤氏の作品は場所性、作家性、素材などに重きをおいた工芸の如き人の手から生み出された趣を感じる。氏の中村邸を含めた建築への想いを拝聴し、工芸家の多い当地で昨今議論されている、工芸的な思想・手法から生まれる「工芸建築」の可能性について論じる。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21

※一般参加枠は定員に達しましたので、一般参加受付を締め切らせていただきます。

[ 登壇者 ]

内藤廣

内藤廣建築家 東京大学名誉教授

建築家。1950年生まれ。1976年早稲田大学大学院修了。フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981年内藤廣建築設計事務所を設立。2001~2011年東京大学大学院にて、教授・副学長を歴任。2011年~同大学名誉教授。

秋元雄史写真提供/金沢21世紀美術館

秋元雄史金沢21世紀美術館館長

1955年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業。1991年よりベネッセアートサイト直島のアートプロジェクトに関わる。現在は金沢21世紀美術館館長(2007年~)、東京藝術大学大学美術館館長・教授(2015年~)を兼務。

中村卓夫

中村卓夫陶芸家 梅山窯

陶芸家。金沢に根付く数寄文化や父・梅山の考案による象嵌色絵の手法をもとに、“うつわ”と空間の関係領域を拡張、展開する。その作品は、金沢21世紀美術館やNY.メトロポリタン美術館に収蔵。

浦淳

浦 淳株式会社 浦建築研究所 代表取締役社長

1966年金沢市生まれ。93年㈱浦建築研究所に入社。06年代表取締役社長に就任すると共に経済人や学識者の仲間とまちづくりNPO法人趣都金澤を設立、理事長に就任。日心企画(大連)有限公司の執行董事として中国でも事業を展開。

9/19(土)16:00-17:45

建築フォーラム06 / 地域素材×建築-シラスコンクリート住宅から見えるもの-

近代以降、建築はグローバルに創られ発展していく一方、それぞれの地域固有の素材・風土からはむしろ遠ざかってしまった。本フォーラムでは、国内初のシラスコンクリートによる住宅等、様々な素材と構法の可能性を探求する中で地域文化と向き合ってこられた山下氏を迎え、第一部でその開発・設計過程を伺い、第二部では共にシラスコンクリートの研究開発を行う野口氏、佐藤氏とコーディネーターに松岡氏を迎え、地域固有の素材を用いた建築創りの意義と可能性を探る。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21
[ 登壇者 ]

山下保博

山下保博一級建築士事務所 株式会社アトリエ・天工人

1960年奄美大島生まれ。芝浦工業大学大学院修了後、1991年に独立。国内外で数々の建築賞を受賞。2013年より九州大学客員教授を務める。NPO法人の理事長として震災の復興支援。2013年に一般社団法人地域素材利活用協会を設立し、地域支援活動を行っている。

佐藤淳

佐藤淳東京大学新領域創成科学研究科准教授

1995年 東京大学修士課程修了。2000年 佐藤淳構造設計事務所設立。2010年より 東京大学特任准教授を経て東京大学新領域創成科学研究科准教授
作品:クリスタルブリック 他、受賞:日本構造デザイン賞 他

野口貴文

野口貴文東京大学大学院工学系研究科教授

1961年岡山県生まれ。1985年東京大学卒業、1997年カリフォルニア大学客員研究員、2010年西安建築科技大学客員教授、2011年中国科学技術大学客員教授、2014年東京大学大学院工学系研究科教授。
受賞歴:日本建築学会奨励賞、日本建築仕上学会論文賞、セメント協会論文賞

松岡恭子

松岡恭子NPO法人福岡建築ファウンデーション理事長

国内外での建築設計に加え、プロダクトから、橋梁等の土木建造物デザインまで展開。多くの大学でデザイン教育にも携わってきた。福岡の優れた建築を紹介するNPO法人福岡建築ファウンデーションの理事長も務める。

9/19(土)18:00-19:45

建築フォーラム07 / 北陸力×建築-地域文化の建築展開-

「北陸力」というテーマを設定し、北陸の持つ文化力について、そのポテンシャルや今後の在り方を考察する。
第一部:富山を中心とした北陸において数々のプロジェクトを行われてきた隈氏による講演を行う。
第二部:様々なプロジェクトを隈氏とともに手掛けてきた伊東氏、また、お二人のお仲間であり世界的な陶芸家として知られる大樋氏を迎え、三名による鼎談を行う。鼎談のテーマは、「地域文化の可能性」とする。街・建築・工芸・アートなど様々なプロジェクトのご紹介を頂きながら、地域文化の可能性を探る。
[ 会場 ] 金沢21世紀美術館 / シアター21
[ 登壇者 ]

隈研吾Photo/PEY INADA

隈研吾建築家・東京大学教授

建築家・東京大学教授。近作に、サントリー美術館、根津美術館、浅草文化観光センター、長岡市役所アオーレ、歌舞伎座、豊島区庁舎、ブザンソン芸術文化センター、FRACマルセイユがあり、現在、16カ国で多数のプロジェクトが進行中。著書は『小さな建築」(岩波新書)『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)『広場』(淡交社)他、多数。

伊東順二

伊東順二東京藝術大学特任教授・プロジェクトプランナー・美術評論家

東京藝術大学特任教授・プロジェクトプランナー・美術評論家
1951年生まれ。アート、音楽、建築、都市計画など分野を超えたプロデュースを多数手がける。パリ日本文化会館、森美術館、九州芸文館、富山市ガラス美術館図書館などの開設を指導。前長崎県美術館館長。富山市政策参与。

大樋年雄

大樋年雄陶芸家・ロチェスタ-工科大学客員教授・台湾国立台南芸術大学客員教授

陶芸家、ロチェスタ-工科大学客員教授 、台湾国立台南芸術大学客員教授などを兼務。
2015年 第54回日本現代工芸美術展 最高賞「内閣総理大臣賞」受賞。大樋焼の伝統を継承しながら、陶芸家、デザイナーとして活動は国内外で多岐にわたる。作品は、ロックフェラー家をはじめとして、カウンティー美術館など世界各国に所蔵されている。

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