JIA北陸について
支部長メッセージ
活動方針と行動目標
2020年初頭から続く世界的なコロナ禍は、今なお収まる気配がなく長引いています。2021年11月末には感染力の強い“オミクロン株”が日本でも確認され、急激な感染拡大により高まった警戒感が経済にも大きな打撃を与えており、ご多分に漏れず建築業界にも影響が出ているのが現状です。
さらに追い打ちをかけるように、木材の輸入量不足によって建築木材の供給が需要に追いつかず木材関連の価格が高騰する「ウッドショック」が起こり、現状の想定価格では住宅建設が出来なくなる可能性が出てきています。又、2021年に入って鋼材の価格も急騰し、’08のリーマンショック前の高水準に迫る勢いとなっています。
今回の建築資材の値上がりは、木材・合板・鋼材・電線・ステンレス鋼管・燃料油など多岐にわたり、「ウッドショック」「アイアンショック」「オイルショック」という3つの波が同時に押し寄せてきた印象であります。
コロナウイルスのパンデミックの中、世界的な課題であるSDGsやカーボンニュートラルは勿論のこと、知的生産者に対する法整備、告示98号の見直し、資格制度問題など、取り組んでいかなければならないJIAとしての課題は山積しています。
今後、コロナ禍を契機とした社会変化はどうなっていくのか、その社会に期待されるイノベーション像とは何か、それらを予測し「これからの建築界のあり方」をJIA全体のテーマとして考えていくことが重要だと考えております。
2022年度支部事業計画
- ○会員の拡大
・ 若手会員の増強 ––– 若手セミナーの開催、講演会の開催
・ 協力会員の増強 ––– 正会員との交流会
・ 会員メリット ––––– 広報メールの充実、協力会員とCPD○魅力的な職場環境づくりと働き方改革
・ 福利厚生の充実 ––– 厚生年金の加入促進(企業年金)
・ 適正な賃金確保 ––– 告示98号の見直し○災害に強い強靭な地域づくりと社会貢献
・ 建築設計三会(JIA、建築士事務所協会、建築士会)との連携
・ 地震災害に伴う防災協定 ––– 県や全市町村との防災協定と防災ネットワークづくり
JIA北陸支部(北陸三県)での連携
○三地域会活動の連携促進
・ ネットオンラインの活用 ––– オンラインでの事務所訪問
全国の地域会の参加可能な企画
○次世代育成支援
・ 学生と会員のコラボレーション
・ 高校や大学への会員の支援 ––– 各授業へ支部としての協力