公益社団法人 日本建築家協会 北陸支部

JIA北陸について

支部長メッセージ

活動方針と行動目標

令和6年1月1日、石川県能登地方を震源とする震度7の地震が発生し、北陸地域は甚大な被害を受けました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

日本建築家協会北陸支部では発災直後より、震災対応に関するセミナーの開催や、各地域会を通じた被災住宅の調査・相談活動に積極的に取り組んでまいりました。また、石川地域会においては、昨春より幹事団体として「能登復興建築人会議」を立ち上げ、支部としてもこれに対し、積極的なバックアップや人的協力を行ってきました。復興への道のりは長く、容易なものではありませんが、地域の歴史や暮らしの再生に向けて、私たち建築家の専門性を活かし、支部一体となって継続的に取り組んでまいります。
この震災への対応を含め、支部長としての4年間の任期においては、「地域に根ざした建築文化の継承と創造」を基本理念とし、以下の重点方針を掲げます。

第一に、能登の復興支援を継続し、建築的視点から文化と生活の再生に寄与すること。第二に、若手建築家や学生との接点を増やし、次世代を支える人材育成とネットワークの構築を進めること。第三に、AIやBIMなどの新技術への対応をはじめ、会員増強や設計三会との連携強化といった現代的課題に柔軟に取り組むこと。第四に、JIA本部で始動した(仮称)新資格制度の見直しに対し、支部としても意見を発信し、制度のより良い形をともに模索すること。

今後は、建築人会議が協同主催する「能登ボイス」への主体的な参画や、富山で機能した設計三会の包括的連携による震災対応の全国標準化の提案、若手建築家や学生を巻き込んだ事業の開催、さらに地域会相互の事業参画を促進するための環境整備などにも積極的に取り組んでまいります。

震災をはじめとした激動の時代において、地域の建築家に求められる役割は多様化しています。私たちは「つくる」だけでなく、「まもる」「つなぐ」「支える」ことにも意識を向け、地域社会に信頼される存在であり続けたいと考えています。

北陸支部のさらなる活性化と、地域に開かれた建築文化の発展に向けて、皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

2025年度支部事業計画

 JIA北陸支部においては、例年の計画に加え、会員拡大、建築士法告示第98号の見直し、働き方改革に伴う所員の賃金や福利厚生の充実、建築設計三団体との連携、災害に強い地域づくり(防災協定)等にも、取組んでいかなければならないと考えています。
○会員の拡大
・ 若手会員の増強 ––– 若手セミナーの開催、講演会の開催
・ 協力会員の増強 ––– 正会員との交流会
・ 会員メリット ––––– 広報メールの充実、協力会員とCPD○魅力的な職場環境づくりと働き方改革・ 福利厚生の充実 ––– 厚生年金の加入促進(企業年金)
・ 適正な賃金確保 ––– 業務報酬基準(令和6年国土交通省告示第8号)
○災害に強い強靭な地域づくりと社会貢献

・ 建築設計三会(JIA、建築士事務所協会、建築士会)との連携、富山モデルの全国発信・提案
・ 地震災害に伴う防災協定 ––– 県や全市町村との防災協定と防災ネットワークづくり
JIA北陸支部(北陸三県)での連携
・のとボイスへの主体的な参画

○三地域会活動の連携促進

・ ネットオンラインの活用 ––– オンラインでの事務所訪問
全国の地域会の参加可能な企画

○次世代育成支援

・ 学生と会員のコラボレーション
・ 高校や大学への会員の支援 ––– 各授業へ支部としての協力